CORE1-15 我々の原材料

沿って | 2019年10月4日

私たちの身体は何でできているのでしょうか?

人体の組成原子(70kgの体重のヒト)
成分 重量 成分 重量
酸素 45.5kg 120mg
炭素 12.6kg マンガン 100mg
水素 7kg 80mg
窒素 2.1kg アルミニウム 60mg
カルシウム 1.05kg カドミウム 50mg
リン 0.7kg スズ 20mg
イオウ 175g バリウム 17mg
カリウム 140g 水銀 13mg
ナトリウム 105g セレン 12mg
塩素 105g ヨウ素 11mg
マグネシウム 35g モリブデン 10mg
6g ニッケル 10mg
フッ素 3g ホウ素 10mg
ケイ素 2g クロム 2mg
亜鉛 2g ヒ素 2mg
ストロンチウム 320mg コバルト 1.5mg
ルビジウム 320mg バナジウム 0.2mg

意外ですか?原子レベルで見ると酸素が一番多いのです。謎解きをしますね。一番多い酸素と三番目に多い水素に着目してくださいね。中学生以上の方はピンときましたか?
そう、水です。水素原子と酸素原子が合わさって水の分子ができますね。

 

そうなのです。我々の肉体には沢山の水があります。
では、それ以外はどうでしょう?よく耳にすると思われるのはカルシウムとかですね。骨や歯の成分です。
我々の肉体は沢山の微量元素のバランスによって形作られています。実に絶妙にバランスをとっています。各微量元素の量が少しでも偏ると病になったり死んでしまったりします。例えば銅、それらはどうやって取り入れていますか?食べ物ですよね?

 

我々の肉体は食べ物でできている!

当たり前のような話ではあるのですが、本当にこの事を理解している人は少ないのではないでしょうか?
理解している人が少ないと書くには社会現象としての証拠があります。

  1. TVで「納豆が良い」と放送されると全国のスーパーから納豆が消える
  2. バナナダイエット、リンゴダイエット、豆腐ダイエット・・・
    単品系ダイエットが流行る(廃れる)
  3. 化学的に合成された成分名までがもてはやされる
  4. 極端な食事法が流行る(廃れる)

そもそも、生物としてのヒトが何を食べてきたのかという歴史的事実を踏まえていない食事法や食習慣が横行しています。
化学合成されたものは食べ物なのでしょうか?
単品系ダイエットなどは肉体的に適合するのでしょうか?

 

ヒトは何を食べていたのか?歴史を追って見る

人類(特に我々ホモサピエンス)は、20万年もの間、狩猟採集を行いながら世界に広がりました。肉食系雑食です。農耕を始めて定住生活をするようになるのは約1万年前です。ホモサピエンスと同類であるとされる他のヒト属(例えばネアンデルタール人)も同様に肉食系雑食でした。

ホモサピエンスの化石から窒素量を分析すると、肉食のキツネなどよりも窒素量が多く、鹿などの草食系動物と比べると約2倍の数値となっています。

日本だけに限っても縄文貝塚から出てきたのはネズミ・モグラ・イノシシ・鹿・多数の魚類・多数の貝・昆虫・木の実(栗や橡など)です。実に多様な食生活であったことが伺い知れます。
人類と一括りにすると200万年から300万年の間は肉食系雑食であったことが考古学や人類学を元にした事実です。
ここではホモサピエンスとして20万年を元に考えてみても、肉食系雑食の時代が殆どだという事になります。

 

一万年前の食性変化

定住が始まるきっかけとなった栽培ですが、日本では栗の方が米よりも先でした。米(イネ)は東南アジアから伝わったと考えられます。
米(イネ)や諸外国の小麦の栽培は我々の食性を大幅に変えました。
小動物の肉や魚や貝は保存が利きませんから、狩猟や採集で得た食料は即座に皆で分けるしかありません。また、獲物がいなければ獲物が居るところに移動する必要がありました。つまり、狩りや採集をしながら移動する生活が20万年中19万年は続いていたということです。その間は常に飢えとの戦いであったと思われます。(保存ができないわけですから)

ところが、米や麦は保存が利きます。定住生活が営める条件として飢えない事が最重要です。米麦などの穀物は大量栽培し、備蓄することで生活様式を一変させました。農耕牧畜で定住生活する時代の幕開けです。つまり我々は、一万年前に大きな食性変化を体験してきたわけです。

狩猟採集時代の化石群調査と農耕牧畜以降の化石群調査では大きな違いが観察されています。虫歯と体格です。
狩猟採集時代には虫歯はあまり見られず、体格も大きいのです。

このことから、穀物をよく調べてみると、いくつかの特徴が見えてきます。

穀物とは

        • 草のタネであり、極小
        • 生のままでは食べられない
        • 群生する
        • デンプン質で糖化しやすい
        • 火を使い煮炊きしたり、粉にすることで二次加工できる
        • 保存が利く(乾燥状態に近い)

 

穀物をそのまま生で食べると人間の消化器官では消化できません。元々草のタネですから、動物に食べられても消化せずに糞として排出されて子孫を残します。消化されないために消化阻害物質を大量にまとっています。(フィチン酸、レクチン、サポニン、タンパク質分解酵素阻害剤)
人間は穀物を大量に栽培し、煮炊きをすることでデンプン質をα化したり、粉体として加工した後に調理することでデンプン質を消化しやすい形に変性させて食べることを思いついたわけです。

ところが長年の食性には合わなかった為、体高が矮小化(小さくなる)し、虫歯を煩うようにもなりました。
しかしながら、加熱調理によるデンプンのα化は糖化しやすい点で肉や魚や木の実などよりも素早くエネルギーとして取り込めます。
穀物はエネルギー源としてはとても優秀なのです。ですが、血や肉や骨などに変る成分は殆ど含まれていないとともに、栄養成分の生態利用率は動物食に大きく劣ります。このことは現代の完全菜食主義者がサプリメントでの栄養補充がないと健康を保てないこととも通じます。

 

日本人の体高が小さい理由は仏教普及時の日本独特の施策?

文明が発展してくると支配者と非支配者に分かれて支配者によって統治されていきます。
その際には租税が課されます。今でこそお金中心の税徴収システムとなっていますが、古い時代の日本は塩や米です。
お米がお金のように徴収されるわけですから、非支配者である末端の百姓はさぞかしキツかったと思われます。
古典などを様々読み解くと、お米を作っている小作農が稗(ヒエ)や粟(アワ)などの雑穀を食べていたことが解ります。

また、675年(天武四年)四月、天武天皇が「肉食禁止令の詔」を発布し、「五畜」(牛、馬、山羊、豚、犬)の食用を禁じます。「五畜」は仏教用語です。つまり仏教の教えに沿って肉食を禁じたわけですが、同じ仏教国であるチベットや中国辺りではこの動きは見られません。
推察ではありますが、狩猟による肉は徴税(ちょうぜい)できない為、管理しやすい米を中心とした社会システム構築の為の策だと思われます。
似たような肉食禁止令は度々発布されますし、天皇が病気になると生き物を殺すなとの御触れも出ます。(かなり宗教的な意味合いが濃い御触れです)江戸時代では徳川綱吉ですね。

こういった御触れが何度も出されるということは、民は完全には従い切れなかったことを意味します。
非支配者側の百姓はこっそりと肉食をしていました。桜と称して馬肉。牡丹と称してイノシシ(山の鯨とも)。イナゴやバッタや蛇なども食べております。しかしながらそれらは堂々とできることではなく、日常的には稗や粟の雑穀と味噌などで質素な食事をしていたようです。

ここで面白いのは、お米を作っている小作人がお米でお腹いっぱい食べることはなかった点です。お米はお金だからですね。

では、「日本人の心は米」という触れ込みは本当なのでしょうか?
確かに米中心の社会文化ではあるのですが、もう少し複雑な感じですね。
税徴収が厳しく管理されたため、お米の取れ高で各地域の経済水準が表されていますね。「加賀百万石」など石高(こくだか)で言い表されています。

 

交易による緩やかな食性変化

交易は古くから行われており、その手段は水上輸送です。腐らないように塩で処理したり乾かしたりしたものを他の物品と共に運び、交流しています。交易による移動距離が飛躍的に伸びたのは17世紀くらいからでしょうか?異国間でも盛んに行われるようになります。日本にも琉球などから粗糖が持ち込まれるようになりました。しかしながらこの時代の粗糖は相当高価で一般人が口にできるようなものではありません。因みに蜂を使った養蜜はアレクサンダー大王のインド遠征の時代からと伝えられております。
今でこそ甘いものはどこでも手に入りますが、この頃の甘みは、蜂蜜、干し柿、煮切り酒(酒を温めてアルコールを飛ばしたもの)、甘酒、煮切りみりん、などが主です。果物ではアケビや桑の実や桃(現在種のように甘くはない)などは昔から食べられていました。

したがって、大多数の庶民は甘いものを大量且つ年中口にすることなど無かったのです。
(ここは後述する事につながるので要チェック)

 

17世紀18世紀19世紀辺りでは、異国から様々なものが持ち込まれてきます。
ジャガイモ(アンデス原産で、インドネシアジャカルタ辺りを経由してポルトガル船が日本に持ち込んだと言われています。ジャガタラ船が持ってきたからジャガイモとの説が濃厚)
カボチャ(カンボジアから持ち込まれた説が濃厚)

 

維新、新たな価値観と食性変化

明治維新と呼ばれる歴史劇は、日本開国前のイギリスのインド統治やアヘン戦争が関連します。
1859年長崎にグラバー商会(トーマス・グラバー)が設立されます。グラバー商会はジャーディン・マセソン商会の代理店としての窓口です。1860年ジャーディン・マセソン商会が横浜に設立されます。
ジャーディン・マセソン商会は母胎が東インド会社です。すなわち、インド統治とアヘン戦争での資金をもって日本に入り、維新の際の資金源になりました。この会社は今でも現存します。
グラバー商会は、長州五傑(井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝))、五代友厚(薩摩)、坂本龍馬(海援隊)、岩崎弥太郎(三菱財閥)等を支援しました。萩藩(俗称長州藩)は1865年、同商会から軍艦ユニオン号を購入し、戊辰戦争を率いました。
1866年にはトーマス・サザーランドが香港上海銀行(現HSBC)を設立し、香港に本店を置き、共同租界の上海での営業を開始し、同年に日本の横浜市にも支店開設をしました。
つまり、維新勢力にはインド統治とアヘン戦争の資金が大量に使われたという事実を見逃してはならないのです。
倒幕に成功したから維新なわけですが、失敗していたら単なるテロだったのかも知れません。
ここで気に留めておいて欲しいのは、ジャーディンマセソンやグラバーが拠出した資金がどうなって行くのかという視点であり、後にどのような影響があるのかを冷静に見定めることです。
お金を出すということは見返りを求めるということですから。

 

さて、上記のような激変する世相を背景に人々の食性も変ります。コーヒーや紅茶やカレーなども日本に登場します。洋食と和食との文化の融合が進む時代です。
1871年(明治4年)から1878年(明治11年)まで、イギリスのポーツマスに官費留学した東郷平八郎が、留学中に食べて感銘したビーフシチューを日本の食材で再現しようとしたのがきっかけでできたのが皆の大好きな「肉じゃが」です。(東郷平八郎-日清戦争では「浪速」艦長として高陞号事件に対処。日露戦争では旗艦「三笠」に座乗し連合艦隊司令長官として指揮を執り日本海海戦での完勝により国内外で英雄とされた人物)

日清戦争の時に日本は戦費調達を香港上海銀行(現HSBC)から行いました。後に解るのですが、清国も香港上海銀行から戦費調達しています。
日清戦争に勝利した日本は清国からの戦費賠償を受けますが、受け取りは大英帝国(現イギリス)の通貨のポンド建てで、イングランド銀行にて資金を受けました。

戦艦三笠はイギリスで建造されました

そのお金で戦艦三笠を大英帝国に発注し、日本初の近代的砲門を備えた戦艦を納品してもらうことになります。

三笠が日本に来たからこそ日露戦争に勝利できたとも言われています。

 

しかしながら、勝利した日露戦争ではお金による戦費賠償はなく、日本国は大増税になります。
お金の流れを考えると日清戦争も日露戦争も仕掛けられた代理戦争のように見えますね。

日露戦争の資金繰りに奔走したのが高橋是清です。

※高橋是清が外債発行による資金調達の裏付けとしたのが、タバコと塩の専売であり、これにかかる間接税が返済の原資としました。この時の借金を完済したのは1986年(昭和61年)です。専売公社が解散となり、日本たばこ産業に移行されたのが、1985年(昭和60年)4月1日です。つまり、第二次大戦中も借金返済しながら戦い、返済原資となったのがタバコと塩だったわけです。お金による呪縛は長く後まで影響するということですね。

 

日露戦争の時には面白いエピソードがあります。
「陸軍はお米で海軍はパン」艦上での調理はお米を煮炊きするには不便であった点と東郷氏が英国で学んだ点がパン採用の理由かも知れません。この時陸軍側では脚気(かっけ)を煩う兵士が多かったとのこと。脚気は別名江戸煩い(えどわずらい)。(江戸時代の参勤交代で上京し、真っ白く精米された白米を大量に食べる江戸文化でビタミンB1不足となり起こった病。参勤交代が終わり祖国に帰ると治ってしまうことから「江戸煩い」と呼ばれました)

東郷平八郎は全粒小麦を使ったカチカチのパンを海軍の主食としたと言われています。海軍には脚気はなかったそうです。
これは全粒粉胚芽に沢山のビタミンB1が含まれているおかげであり、白米を主食とした陸軍側に脚気が多かったのは、胚芽まで精米していたからと思われます。
ここで玄米だったらと考える方も多いかも知れませんが、玄米には玄米の問題があります。一切精米していない玄米は調理時間もかかり、非常に消化しにくい食べ物で、しっかりと噛まなければなりません。消化阻害物質も沢山含むことから、シベリアの激寒地での食事にはまったく向きません。

 

激変する昭和、甘味料、食用油、生野菜、薬品、化学物質

さて、そういった背景の中で、国民生活は疲弊して行きます。更に第一次大戦(1914年7月28日から1918年11月11日)があり増税は続きます。1927年(昭和2年)には銀行で取り付け騒ぎが起き、政府は表だけを印刷したお金を市中供給し難を逃れます。時代は第二次世界大戦へと向かってうごいて行きます。

第二次大戦との呼び方は本当は不適切なのかも知れません。大東亜戦争と呼ぶ方がしっくりくる方も多いのではないでしょうか?
この戦争の経緯はさておき、戦後はあらゆるものが変りました。GHQ統治下で行われた代表的なものをいくつか上げてみます。

  • 警察権の一時廃止(警察権がなく、荒れ放題の治安となりました)
  • 財閥解体
  • 航空権制空権の剥奪(これにより日本では独自の考えで旅客機を飛ばすことも制限されました)
  • 航空機製造の禁止(米国に指定された工場のみ飛行機の部品は作れるが、飛行機そのものを作ってはならない)
  • メディアの検閲(新聞、ラジオ、雑誌、テレビ、あらゆる媒体が検閲対象となり、連合国の批判は許されません)
  • 憲法の改正
  • 給食(牛乳とパンの普及)
  • 母子手帳へのコマーシャル掲載
  • 新円切り換え(円価値の滅却)

細かく書くとまだまだあるのですが、ここでは食の話ですから照準を食に絞ります。
戦後の日本では子供達の栄養失調が問題になりました。そして学校給食が始まり、パンと脱脂粉乳が出されるようになりました。
戦前までは牛乳は嗜好品であり、日本人が牛乳を飲む習慣はありませんし、パンを食べる習慣もありませんでした。
GHQからは粉乳を配給され、それにより多くの乳幼児が助かったと喧伝されています。母子手帳に粉ミルクのコマーシャルが刷り込まれるのはこの頃からです。

そして酪農支援がされ、乳業メーカーが大きくなります。それまでは日本人は牛乳を飲む習慣はないのです。日本人の多くは乳糖を消化する酵素を持っていません。ですが、学校給食では牛乳が出されます。ビジネスとしては盤石ですね。
医薬品会社も食品工場も投資されて大きくなりました。(平成後期には純粋な日本資本で株式上場している製薬会社は皆無です。薬品メーカーは全て外資傘下に成り下がりました)
ここで気にして欲しいのは新円の価値を滅却したので、外国人(主にアメリカ人)には投資しやすい環境が揃っているという事実です。1ドル≓360円。壊滅的な経済状況で円の価値はありませんから、外国人が日本に投資したり貸し付けするにはもってこいです。銀行などにも外資資本が注入されます。

※解りにくいかも知れませんが、現在の東京株式市場の取引の7割は外資系の取引です。実際に純粋な日本資本の会社は中々見当たらない状況にまでなっています。

戦後の食糧難の時期には面白いことが沢山起きます。
乳業メーカーが力を持ち、製パン、製菓も盛んになります。皆が飢えていた時代だからなのでしょうが、先ほども書いたように給食による影響が大きいと思われます。

そのような時に、朝鮮戦争やベトナム戦争と続き、日本は米国の武器製造特需に沸きます。超円安でも海外から原油や鉄鉱石を買い、素材加工をして武器材料として米国に売ったり、米国の依頼による武器の部品組み立てなどの特需が続きました。日本の高度経済成長の裏には近隣での戦争があったことは要因として外せません。

共働きも当たり前になり、母親の家事軽減が盛んに言われるようになり、冷凍食品や加工食品が沢山出回ります。
昭和生まれの方には『真っ赤なタコさんウィンナー』や『真っ赤なロースハム』『甘いソースのミートボール』などが懐かしく感じるのではないでしょうか?

油と脂の違い

この頃、食卓にサラダというメニューが上ります。
生野菜にマヨネーズやドレッシングをかけて食べます。好きな方も多いでしょう。身体の為にサラダを沢山食べようと思う人も多いのでは?
ここでよく考えてみましょう。【昔、野菜を生で食べただろうか?】
日本の古い料理文献などを探しても、生で食べるような野菜は見当たりません。塩で漬け込む、蒸す、煮るなどの処理をする野菜料理しか見当たらないのです。生で食べるのは大根おろしくらいでしょうか?それ以外は必ず何らかの処理をして食べていたようです。
漬物などは野菜を美味しく安全に食べる方法の最たるものだったようです。

それもそのはず、戦前は殆ど無農薬で有機肥料(人糞を野壺で発酵させたり、牛糞や藁などと混ぜて発酵させた肥料)の栽培です。野菜には寄生虫の卵も付いています。寄生虫の害を封じる為に水洗いの後に塩で揉んだりして下処理をしたものを食べていたようです。

化学肥料や農薬が一般普及したのは大戦後です。特需に沸きベビーブームとなり消費が増えてくる時期に、どんどん野菜を作る為には化学肥料や農薬が貢献しています。
つまり、生のままでバリバリ食べられる野菜というのは農薬や消毒薬の恩恵だとも考えられるのです。

ましてや、マヨネーズやドレッシングの油はどうでしょうか?
ごま油などは昔から使われています。ですが、その工程は非常に面倒で採油する効率は非常に悪いのです。故に価格はとても高価であり、庶民的なものではありませんでした。
実際にやってみると解るのですが、ごまを煎って圧力をかけて絞るには限界があります。また、酸化による劣化が激しいため、絞りたての油でなければ食用には向きません。
灯心の油として使われた菜種油なども、絞りたてに限り天ぷらなど揚げ油として使えますが、1日もすれば劣化します。

スーパーマーケットにはごまよりも油含有量の低い穀物から絞った油が超低価格で売っています。しかも劣化しませんよね?
何かからくりがあると思いませんか?

食用油のからくりにはヘキサンという石油系溶媒を使います。ヘキサンはベンジンなどの仲間です。それを穀物にかけて圧搾すると、穀物の油がヘキサンに溶け込みます。
ヘキサンは揮発性が高いので、蒸発させると穀物油の成分だけが残るという寸法です。ヘキサンは再回収して抽出に使います。こうやって抽出された油に酸化防止剤を添加したものが一般流通している安い食用油です。そもそも「食用」と付けるのは、元は食用ではないという意味と受け取るとよいでしょう。(食塩もです。精製された塩には工業塩と食塩があります。自然塩を使いましょうね)

ヘキサンの問題はともかくとして、穀物の油を絞ったものを人間が自然に口にするでしょうか?それは太古から食されていたでしょうか?
ただでさえある程度の量を確保して火入れしなければ消化できない穀物です。
その穀物の他の成分を除いて油だけを大量に体内に入れてきた歴史は近代まで皆無です。

古い料理文献を色々と調べると、動物性の脂を巧みに使って食事の彩りを得ていたことは解っています。鯨の脂や馬の脂は食通にとっては垂涎ですね。
脂というのは常温では固形です。熱が加わると溶けます。バターを思い浮かべて頂くとよいのです。こういった形状のものを飽和脂肪酸が多く含まれている脂と表現します。一方で穀物オイルなどは不飽和脂肪酸が多い油だと表現します。脂と油の違いですね。
人類は長きにわたって飽和脂肪酸を好んで食してきた経緯があります。飽和脂肪酸は酸化し難く身体組成ともよく合い、エネルギー源として最適です。

つまり、いつの間にか普通となってしまったサラダという食べ物は本来は不自然だということです。
不自然に作られた野菜に不自然な穀物油をかけている食べ物。

昔ながらの漬物は今はなく、添加物の塊で売られています。
漬物は発酵という過程を経ますが、食品添加物で漬け込む漬物もどきは発酵過程を経ずともすぐに出荷できて日持ちもするのです。
それより何より、彩り鮮やかな虫も食わない促成栽培の野菜にたっぷりの穀物オイルをかけて食べる習慣が当たり前になると油メーカーも化学薬品メーカーも農薬メーカーも儲かるのです!

野菜を安全に食べるなら、昔ながらの方法に学びましょう。生感覚で食べたいならば漬物ですね。漬物を安全に食べようと思うなら、自宅での手作りしかありません。

※スーパーで安売りされている油の多くは穀物油またはシードオイル(タネ油)です。オリーブオイルは実から絞りますが、やはりヘキサンを警戒した方が良いです。ココナッツオイルも同様です。

※大豆油はお宝です。食品会社にとってお宝なのです。はっきり言って二度も三度も儲かります!
大豆を絞り大豆油ができるのですが、これもヘキサンを使うのです。そして残った絞りかす大豆の使い道が開発されました。醤油や豆腐が作れるのです!お豆腐や醤油の原材料表示を見ると、時々「脱脂加工大豆」と書かれていたなら当たりです。醤油の場合ですと絞りかすにグルタミン酸(味の素)を加え、カラメル色素を加え、アルコールを少し加えて少し発酵させると本物と見分けの付かない醤油ができます。風味が劣るのですが、香料でごまかせます!
お豆腐の場合、人工凝固剤とシリコンで固めると良いのです。
脱脂加工大豆が主原料の醤油や豆腐をスーパーで探してみてくださいね。

※「バターよりもマーガリンがヘルシー」この嘘を信じるのは日本人だけ
令和元年現在、マーガリンが売られているのは日本くらいではないでしょうか?
多くの先進国では人工トランス脂肪酸は厳しく規制されています。
植物油脂に水素添加し、硬化させたものがマーガリンの正体です。未だに学校給食で出ていたり、バターの代わりに製パンや製菓で使われているのが実態です。

甘味料中毒

現代人のほぼ全ては甘味料中毒です。砂糖ならまだしも、砂糖よりも怖い甘味料だらけです。

よく「脳はブドウ糖しか栄養にできない」といいます。
そう聞くと、あたかも糖質だけが脳の栄養源であるかのように思えて、つねに糖質を、しかもふんだんに補給し続けなければならないと思ってしまうでしょう。もしそれを信じているならば今すぐに考えを改めた方が良いでしょう。一体誰が言い始めたのでしょうか?精糖産業です。

糖質などなくても脳は働きます。私たちの体には、糖質を使わずにエネルギーを作り出す機能が、もともと備わっているからです。

その機能は、二つあります。
一つは、「糖新生」という機能。肝臓が担っています。
(乳酸菌、アミノ酸、グリセロールからブドウ糖が作られます。乳酸は糖質から、アミノ酸はたんぱく質から、グリセロールは中性脂肪から生まれる物質です)

もう一つは、肝臓が中性脂肪を脂肪酸に分解し、さらにケトン体という物質にまで分解するという機能です。
最後に作られるケトン体が、エネルギー源となります。この機能に至っては、材料は脂質ですし、生み出されるエネルギー源はブドウ糖ですらありません。
でも脳は、このケトン体もエネルギー源として利用することができます。

「脳はブドウ糖しか栄養にできない」というのは、じつは大間違いなのです。糖質などほとんど補給しなくても、脳は働きます。

むしろガツンと糖質をとると、ガツンとインシュリンが放出されます。
高濃度の糖質を摂取すると脳が多幸感を感じて一時的には良い状態になりますが、高まった血糖を下げる為にインシュリンが大量に分泌され、逆に低血糖になります
血糖値を計った際に見られる、この激しい上下動のことを「インシュリンスパイク」と呼びます。
インシュリンスパイクが続くような食生活を続けるとやがて身体が壊れます。
勉強前に甘いものとか休憩中に甘いもの・・・逆にイライラが増したり、集中を削がれる結果しか得られません。どんどん甘いもの中毒は進行します。

 

戦前戦中には高価な砂糖は使えませんでした。日本の砂糖は台湾を併合した頃がもっとも盛んに流通しましたが、ご存じの通り台湾をとられ沖縄をとられた日本には砂糖は入手困難です。
(とはいえ、大昔は砂糖がなかったのですから、本当はどうでも良いはずなのですが)
戦中戦後にはサッカリンやズルチンやチクロなどが人工甘味料として使われていました。今ではどれも規制されています。
そうやって一部は規制されたのですが、甘味料は莫大な利益を生むことを知らなければなりません。
甘味を感じる脳神経に作用するものが全て甘味料となると思って頂いてよいです。

甘味料となる物質は血液脳関門をすり抜けて脳のドーパミン報酬系というところに作用し、甘みと多幸感をもたらすと推測されています。
「幸せになれるのならけっこうじゃないか」なんて思うかもしれませんが、脳が多幸感にかまけている間に、ドーパミンやアドレナリンといった、思考力や行動力を司る重要な神経伝達物質の機能がおかしくなっていきます。そうなると正常な思考や行動ができなくなり、極端に落ち込みやすくなったり、反対に攻撃性が高まったりするのです。
自然界には存在しない甘味物質を脳は選別できません。単純に「甘い≓エネルギー」と錯覚します。
砂糖(ショ糖・ブドウ糖)や果物に含まれる果糖などならまだしも、化学的に精製された人工甘味料はマジでヤバイのです。
昭和に登場した代表的なヤバイもので規制されていないものをいくつか紹介しますので、さんご自身で検索してみましょう。


検索ブドウ糖果糖液糖(異性果糖、HFCS、ハイフルクトースコーンシロップ、細かい成分差により名前が変る)
名前からは危険を感じ取れないかも知れませんが、よく見かけるはずです。アイスコーヒーなどに入れるシロップです。レストランやカフェのドリンクバーに置いてあります。


検索アスパルテーム
パルスイートなどの名前で流通しています。


検索アセスルファムカリウム
清涼飲料、清涼タブレットなどに使用されることが多いです


この手の話をすると、「政府が許可したものだから大丈夫」という方がおられます。
逆だと思うのです。以前はヒロポンさえ薬局で売っており、「おじちゃん、ヒロポンちょうだい」と子供でも買えたのです。
ヒロポンとは覚醒剤です。敗戦から軍の放出物資で市中にはヒロポン中毒者があふれたのです。もちろんヒロポンを使っても逮捕もされません。疲労がポンと取れるからヒロポンです。(本当は疲労が取れたように感じるだけです)
ヒロポンの一般製造が禁止されたのは1949年、覚醒剤禁止法が1951年です。
「政府が許可したものだから大丈夫」と思考停止に陥らず、自分の身体に入るものは徹底的に調べてみる必要があると思うのです。

昭和から平成へと化学物質が大量に市中に出回るようになりました。
残念なことに日本は食品添加物の流通は世界一です。

甘味料や食品添加物は、単体ではしっかりと検査されています。
問題なのは複数が合わさった時の検査は一切されていない点です。
さんが色々なものを口にし飲み込んだときに、さんの胃は胃酸を分泌します。胃酸は塩酸に近い成分で強酸性です。
強酸の中に様々な化学物質が同時に放り込まれた際に一体どのような化学変化が起こるのかはまったく未知です。食べ合わせは無限にあります。

因みに平成31年に大きく報道されたタピオカ死亡事件ですが、タピオカミルクティーの大流行の裏での出来事ですから、死亡報道がされても若者達はまだ飲んでいます。
タピオカはデンプンです。つるりとして噛むとモチモチしています。(つるりとするのは化学物質のコーティングでもあります)
それを大量に飲み物に入れて飲むと、のどごしが気持ち良いので大流行となったわけですが、実に危険極まりない飲み物です。

噛まずに飲み込んだデンプンの塊のタピオカは胃酸では消化しません。(特にコーティングされていると)
胃酸の主成分である塩酸ではデンプン質は溶かせません。未消化のままで十二指腸、小腸と送られて行き、小腸で異常発酵するのは当たり前です。死亡にまで至った方は腸閉塞になっていたとのことです。
ほんの少量ならまだしも、甘味中毒者には少量では満足できず大量に飲んでしまったのでしょう。
更に、本物のタピオカ粉ではなく、化学合成材料を使ったタピオカもどきである可能性も否めません。人間の食性を少しでも知っていればこういったことは起こらないと思うのです。

デンプン質(ご飯やうどん)を食べる時はしっかりと噛んでください。十二指腸滞留時に膵臓から分泌される膵アミラーゼなどによって分解されます。
同様に多くの野菜類は胃では消化できません。しっかりと噛んでください。人間の消化器には植物繊維を発酵による分解を行う機能がありません。蒸す茹でる煮るなどで柔らかくした野菜かしっかりと発酵させた漬物を食べましょう。

 

平成・・・令和・・・遺伝子組み換え食品

遺伝子組み換えコーンや大豆は既に日本に大量に入ってきています。主に飼料用ですが、我々人間の口にも入ってきます。
冷凍食品のコーンはほぼ遺伝子組み換えものだと思ってよいでしょう。

そしてついにお米の遺伝子組み換えの流通が一部で始まりました。三井化学のみつひかりなどは大手外食産業を通じて流通しています。

通常のマダイ(写真上)と遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を使って開発された肉厚なマダイ(写真下)(近畿大・京都大)

また、「ゲノム編集は遺伝子組み換えではない」との政府見解から、ゲノム編集で生まれた筋肉ムキムキの鯛の流通が始まります。(2019年)
人工甘味料(もちろん中身は遺伝子組み換え原料のコーンシロップなど)てんこ盛りで大量のカフェイン添加したエナジードリンクで気合いを入れる人が沢山います。完全に脳が暴走状態ですが本人は絶対に気が付きません。
海外ではエナジードリンクを子供に与えるのは禁止されています。それだけではなくお菓子などにも警告文付きでないと販売できません!

農薬まみれ、添加物まみれ、遺伝子組み換え・・・食を巡る状況は非常に厳しい状況です。

 

何をどう選んで食べたらよいのか?

我々の身体は他の生命を奪うことによって維持することができます。
我々の肉体は5万年前から何も機能は変っていません。消化プロセスも脳の容量も何も変らないのです。細胞レベルで見ると、細胞内にたくさんあるミトコンドリアは全く形状も機能も変えてはいないのです。
変ったのは人間が身勝手に作った食べ物です。特に昭和からの化学合成や平成からの遺伝子組み換えや編集。食べ物に見える化学物質の塊。これらは今後沢山の悲しい病を引き起こすと思われます。
重要なまとめをします。

  • 命あるものを感謝して頂く
  • できるだけ人の思惑を介していない食べ物を選ぶ(加工食品を遠ざける)
  • 肉魚は適切に下処理して食べる
  • 野菜はしっかり下処理する(塩もみ、漬ける、蒸す、茹でる、煮る)
    無農薬、低農薬で誰が作っているか解るものを選ぶ
  • 穀物はいろいろな種類を少量よく噛んで食べる
  • よく解らない添加物はできるだけ遠ざける
  • 甘味は自然なもの(できれば使わず食材の甘みを活かす)
  • 脂を使い、油はよく選び少量に留める
  • 調味料は本物を使う(自然塩、本物醤油、本物味噌、本物みりん)
  • 旨み成分調味料ではなく、昆布や煮干しや鰹の出汁を使う
  • 良い水を飲む
  • 嗜好品としては良いコーヒーや良いお茶など

何か一辺倒に偏った食事はおかしいと思ってください。
四季折々の自然を感じるものを食べてください。
穀物を食べるなら、色々なレパートリーを心がけてください。穀物でお腹いっぱいにするのではなく、動物性のものと季節の野菜(しっかり処理したもの)でお腹を満たし、最後に少量のデンプン質で十分です。

健全な身体と明晰な頭脳は一体です

食べ物や飲み物が悪いと身体がバグってきます。
色々な不具合が起きてきます。不具合は頭脳にも及びます。

時々、「脳に良い」「記憶力が良くなる」などのキャッチフレーズが付いた食品や健康食品を見かけます。
「●●成分が◆◆に効く」なんてことも見聞きすると思いますがこれも同様です。
さんはそんなものを信じてはいけませんよ。

 

我々が経口摂取したものは、胃に送られます。胃は強酸性です。基本的に胃の役割はぶっ壊すことです。高分子のものを低分子にしようと働きます。
その後膵液などの強アルカリで中和します。油脂分は胆液によって乳化されます。

このようなプロセスで消化していくわけですから、単体の成分がどうのこうのは殆ど関係ありません!

胃酸や膵液や胆液などとの反応が終わり、小腸から吸収されてはじめて栄養となるのです。それらを適切に身体が調整して肉体各部が作られ維持されています。脳も同じです。
そして脳も細胞膜も脂成分が重要な働きをしているわけですから、しっかりとよいタンパク質と脂質を摂取しなければなりません。

また、体重50Kgの人ならば、腸内細菌は約2Kgもいます。3万種千兆個(最新の遺伝子計測の数字、以前の顕微鏡計測では100兆個と言われていた)もの腸内細菌と共生しています。
人間は草食動物ではありませんから、胃の数は一つしかありませんし、腸の構造も草食動物とは大きく異なります。肉食を主とした雑食が人間の食性です。
肉や木の実や海藻や野菜など色々なものを摂取して、しっかりと消化吸収する為に腸内細菌の力を借りています。
消化とは低分子化することですから、パンなどが水に溶けた状態やおかゆの状態では不十分で、分子的結合が切れて細かくなった状態を指します。
しっかりと消化したものを腸内細菌群に届けることによって健全な肉体維持と頭脳の維持をしています。

我々の食性にあった命あるものを食べるように心がけましょうね。
そうすることによって必要な成分をしっかりと取り込み、体内組成成分が常に最適化されます。健康であることが当たり前なのです。
人間が利便性や儲けだけにとらわれて合成した化学物質には命は宿りません。肉体も頭脳もバグってしまうと大変なのです!

 

本日の課題

  1. ブドウ糖果糖液糖、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、その他人工甘味料を調べてみる(賛否両論を調べましょう。製造メーカーは安全であることしか書きません)
  2. 以下のYouTubeビデオを見る(速度は最低でも2倍速以上)視聴中はメモ取り厳禁。視聴し終わってから内容をまとめる。

 

では、理解したことや気が付いたことを早速アウトプットしてみましょう。
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