CORE1-10 突破口を作ろう

沿って | 2019年8月27日

人間と動物の違いはなんでしょう?

人間としての脳力(能力)を全開にするには?

ここでは人間と動物、”思考”についての違いを考えてみます。

近年までは動物と人間の違いは「道具を使いこなすかどうか」だという意見もありました。間違ってはいないとは思いますが不十分だと感じます。カラスなども小枝を道具として使います。
「覚え込む知能が違う」と言う説も不十分だと思っています。マウスなどの小動物でさえ、繰り返し学習をするとある程度のレベルで物事を覚えますから。
これらの説以外にも、「計算能力説」などもありましたが、色々な論文で類人猿が人間並に四則計算する脳力(能力)があり、蜂でさえもゼロの概念を理解していると発表されています。
ざくっとした解説が日経サイエンスで読めます

ところが、虚構(きょこう)を理解でき、虚構を活用できるのは人間だけのようです。虚構と書くと良い言葉のようには受け取れないかも知れませんが、我々が地球上で繁栄したのは虚構を理解し活用したからに他なりません。

 

人間は虚構を理解する

虚構とは、実際にはないこと。作り上げたこと。作り事を仕組むこと。などの意味を持ちますね。虚構と嘘は似ていますが違います。漢字も微妙に違いますね?

人間は虚構を理解し、使いこなすことができます。動物は虚構の理解ができないのです。
(「人間は虚構を理解し」と書きましたが、人類として分類される系列でもホモサピエンスである我々だけが虚構を理解し活用できたようです。)

 

動物は今の瞬間を判断しています。
知能の高いとされるチンパンジーやボノボなども、基本的には”今”を判断して行動します。
天敵が来た→逃げる、餌がある→食べる、割と単純で反応に近い動きで生活をします。
高等生物は多少は学習しますが過去の経験から今の反応という形が主で、遠い未来のことや自身に関係無いことを考えたりはしていないようです。

 

ところが人間は【明日のこと】【目に見えないほど遠いところのこと】【他の人が喜ぶこと、他の人が嫌がること】などを思考することができます。
まだ起きていないことを語らい、現実と虚構を巧みに解釈した言葉で意思の疎通ができるので、明日のことに備えたりできます。過去に起きたことも記憶として蓄積して活用することもできます。古代から目に見えぬ先の宇宙のことも考えたりしています。空の向こうには沢山の星々があることを材料に色々と想像したのでしょうね。それらをもっと壮大且つ緻密に拡張し、スターウォーズなどの壮大なSFストーリーを作り上げる脳力(能力)を備えているのが人間です。

 

現代の最先端科学であっても、想像が先で証明は随分後です。つまり、先に虚構があって発展してきた訳です。
虚構の虚には、「中身がない」「うつろ」の意味があります。まだこの世にないものや誰もが考えていない(思いついていない)ものは全て虚です。(きょ、うつろ、ウソではありません!)

想像の段階では全てが虚です。しかし、この虚を使いこなしたからこそ人間社会が発展したのです。

 

文章での表現だと解りにくいかも知れませんが、「想像すること」は虚を思い描くことであり、現実は後から確認したり、後から実現します。これはもの凄くパワフルなエネルギーです。
ブラックホールの存在は最初は馬鹿にされたそうです。実に沢山の高名な学者が思考を凝らして推論しましたが、それらはその段階では想像であり虚です。証明しようにも膨大な計算をこなす機器も観測器もなかったのです。そしてそれらをまとめてブラックホールの蒸発まで思い描いたのがスティーブン・ホーキング博士だと言われていますね。(ホーキング輻射、1971年に出版されたLarge Scale Structure of space time『時空の大規模構造』)
ブラックホールは証明されないファンタジーだった訳ですが、多くの物理学者や数学者がその解明に挑みました。ホーキング博士が思い描いた想像(虚構)も多くの科学者が言葉を通じて共有し、共通のイメージをもって解明に当たりました。
そして証明に至り現実となりました。ところが科学は一つの謎が解けるとまた違う謎が出てきます。

謎には想像力を駆使して挑みます。想像の段階ではそれは全くの虚構であり現実ではありません。
今では複数の電波望遠鏡を使い、得られた画像をつなぎ合わせてブラックホールの映像化が実現しました。ここから新たな謎を見つけて挑み続けるのでしょう。

ブラックホール

イベント・ホライズン・テレスコープで撮影された、銀河M87中心の巨大ブラックホールシャドウ。リング状の明るい部分の大きさはおよそ42マイクロ秒角であり、月面に置いた野球のボールを地球から見た時の大きさに相当します。(Credit: EHT Collaboration)

https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

しかも虚構は時空を超える

さんが思い巡らせることは時空を超えます。
時空とはアインシュタイン博士が定義した言葉です。正確には定義し直した言葉です。
当初はニュートンが提言した「絶対時間・絶対空間」が時空とされていました。乱暴な説明ですが時間と空間は別々であるという定義です。アインシュタイン博士の相対性理論により、この概念は一変しました。

さて、難しい言い回しは横に置いて、【想像には、時の流れ(未来、現在、過去)の制限も無ければ、広さや高さや重さなどの制限もない】ことに着目してください。
さんが思い巡らせる想像すなわち虚構には何も制限がないのです。

【何も制限がない】と伝えられても、「じゃあ、どうすればいいの?」となってしまう人が沢山います。それだけ現代人は頭が固くなっているのでしょうね。ちょっと身の回りのものを見てください。さんの目の前にあるパソコン、スマホ、机、マグカップ、家、車・・・およそありとあらゆるものは、一昔前まではまるで考えられないものであり、昔は物質として存在さえしなかったものです。

存在さえしなかったもの(つまり物質として形さえなかったもの、虚です)をどこかの誰かが考えたからこそ今の時代にさんの目の前にあるのです。
不思議だと思いませんか?我々が思考したものは時を隔てて物質化するとも言えるのです。想像の段階では時すら関係ありません。虚ですから。
想像することすなわち虚構は実にパワフルなのです。

 

さんが想像することは物質化(現実化)する

ここまでの説明でなんとなく解ったのではないでしょうか?
想像することは創造につながります。今の現実は以前は単なる想像であり、虚だった訳です。

 

ところで、さんは自分の人生をどうしたいですか?
「一生人に仕えて過ごす。安月給でもいい」それが良いと思えばそのことをしっかり想像して良いです。もしそれが嫌ならば、自分が理想とする自分の生活を想像しましょう。
想像にはパワーがあります。その想像に合理性(物事の理屈に合っていること)があればその通りに物質化されます。
何も考えなければ、他人の想像のパーツになる人生が実現するでしょう。

 

合理的な想像

ここで大切なのは、独りよがりで身勝手な想像は意味をなさないということです。つまり合理性が伴わなければならないということです。合理性を伴わなければ人には伝わりません。言語化し人に伝えられる想像であることが大切です。
そしてその想像が健全な虚構であれば良いのですが、嘘になるとまずいのです。嘘にも同じパワーがあり、多くの人を巻き込んでしまいます。
なりたい自分を自由に想像して構わないのですが、どうせならば周りに良い影響を与えているさんであることを基準に想像力を駆使してくださいね。

アインシュタイン博士やホーキング博士は想像力を駆使して見えないほど遠く大きなものを解明しました。言葉を介して他の科学者を巻き込んで証明したのです。
さんの人生はさんが設計します。さんの描く虚構は多くの人を巻き込んでいきます。それはさんの言動により他人に影響を与え続けます。

ただし、合理性は一つではない!
科学は結構間違いを犯します。合理性とはその時々に人々が信じていることと関係します。従って、皆が思うことが間違いの上に立脚していることがあるのです。例えば、天動説が主流だった頃に地動説を唱えた人は投獄されたり死刑になったりしました。コペルニクスやガリレオが現れるまでは天動説の方が合理性があったわけです。
因みに余談ではありますが、古代ローマ時代には既に地動説を解いて、きちんと文書として残されて多くの人に認められていましたが、宗教的な支配の元にそれらの書物は隠されました。
宗教が科学だった時代には天動説の方が宗教にとって都合が良かったのかも知れません。

 

だからこそ学問が必要

何故皆が小中・・・高大と学ぶのでしょうか?
世の中の疑問を正しく見つけ、見つけた疑問を正しく解く思考力を身につける為です。
困難を解決する為に考える力を身に付け、人としての正しい選択肢を選び、人生を豊かにする為です。
自分の興味の先にある謎に挑み、その謎を解決し、周りに良い影響を与え、自らも喜びを感じることです。

特に小中で習うことは、日常の現象をより良く観察したり、ちょっとした生活上の問題を解決する為には無くてはならない基礎的な学びです。
例えばですが、2018年には西日本豪雨災害がありました。水があふれて孤立し、水が無くて困ったのです。いや、正しく表現するならば、水はあるのだが、飲み水をはじめとした生活用水に困ったのです。大水で上下水道の設備が破壊され、水があっても生活に水が使えない状況です。
ところがよく考えてみると、小中の学問だけで飲み水に困ることはありません。目の前にある水をなんとか利用できる方法が沢山あるのです。(考えてみてくださいね)

合理性を考える際にも想像するにも、科学的観点であらゆる可能性を考えてみる必要があります。可能性には自分達が正しいとしている科学をも一旦疑う位の思考力がなければなりません。

 

生得的な脳力(能力)差は殆ど無い

生得的(せいとくてき・しょうとくてき)とは生まれ持って得ていることを指します。平たい言い方をすると「生まれながらの脳力(能力)差は殆どない」ということです。
我々は父母のDNAを受け継ぎますから、遺伝的要因は多少はあります。しかし脳力(能力)差は殆どが後天的環境要因であると証明されています。

人生には様々な選択肢があります。大きなものから小さなものまで。
朝目が覚めて「もう少し寝ていたい」意識下で思うか無意識で目覚ましを止めるか(笑)そういう些細なことまでを含めると、日に7万回もの選択をしているとも言われています。

では・・・判断という行為には何らかの材料が必要ですが、学問的な知識や正しい経験が沢山ある人と、無学で経験が浅い人の判断は同じでしょうか?

より良い判断の結果の積み重ねで人生に彩りが出ます。
だからこそさんは、興味分野からしっかりと学ぶと良いのです。興味分野を拡張して学ぶと、今まで興味が無かったことにまで考えが及ぶようになっています。世の中の事象は全てつながっていますから。

 

謎を見つけて解けるようになろう!

学校のカリキュラムを否定するわけではありませんが、画一的なレベル合わせをしたステップでは人生を楽しむ為の学習にはなりません。計算問題をひたすらこなしてもIQは上がりません。その計算を人生の色々な局面で創造的に使わないと意味が無いのです。生活の局面で正しく計算し選択肢を誤らないことです。ひたすら計算を早く解く必要は無く、それならばもっと上位概念の数学に移行した方が良いのです。ある程度正確に計算できるようになるまでのステップとしては計算ドリルも役立ちますが、ビックリ人間のような高速計算を練習するよりもその労力を有意に次のカリキュラムに向ける方が合理的です。

そして学問を色々な世の中の謎に向けることです。

例えばですが、安売りのティッシュは何故安いか?BOXの中のティッシュの枚数が少なかったりします。大きく書かれた値段のポップだけでは解りません。ちょっとした注意力と簡単な計算で無駄な買い物をしなくて済みます。

もう一例出しますね。
「歯医者さんになって開業したい」そう思うならば、全国に歯医者さんが何件位あるか調べます。そして国公立の歯学部に通う場合と私立の歯学部に通う場合のコストを調べます。そして開業コストを調べてみます。虫歯をはじめとする口腔内の問題を抱えている人のデータも必要でしょう。そうして考えて行くと、割の良い職業なのか割の悪い職業なのかが解ってきます。
割が良いかどうかだけで職業を選ぶ訳ではありませんが、それらを何も調べずに漠然と歯医者になろうと思うよりはましです。

「歯医者になりたい」と思う段階ではまだ虚構ですね?
その情熱が本物なのかどうかを学問的要素をフル活用して調べてみれば良いのです。
すると歯科医院の数はコンビニより多く、激戦であることを知ります。それでも歯医者になって地域一番の歯科医院になるにはどうすれば良いかを考えるのです。考えている間は虚構ですが、それがよりリアルに臨場感を伴っているのであればきっと現実化します。その思いが甘ければ開業はおろか歯学部へ入ることもままならないかも知れません。

さんの脳力(能力)を一気に引き上げたいならば、日常で世の中の謎を沢山探すことです。謎を沢山見つけてそれに挑むことで脳力(能力)がアップします。
自分がやりたい事をどんどん想像することです。周りのみんなが喜ぶことをどんどん想像することです。

 

さんが脳力(能力)を全開にする為の突破口

それは・・・さんが抱く”興味”です。興味があることを徹底的に掘り下げてみてください。
今できることでなくても良いのです。やってみたいことはなんですか?もちろん、今夢中になってやっていることでも良いのです。

興味のあることを徹底的に掘り下げてみてください。

アインシュタインは光に対する興味を徹底的に考え続けました。
ニコラテスラは電気のことを徹底的に考え続けました。
さかな君は幼少の頃タコに興味を持ち、その興味が拡張されてお魚のことなら何でも知っているお魚博士になりました。

興味に制限をかけてはいけません。
「お金が無いからできない」「子供だからできない」「やったことがないからできない」「解らないからできない」
これら全ては捨ててください。

何も制限をかけず、自由に想像して良いのです。

例)小5の女の子がメイクアップアーティストに興味を持っているとします。
世界で賞賛され、多くのスポンサーが付いて大成功している姿を想像してください。

想像の段階ではただの虚構で良いのです。諦めた瞬間に嘘になりますよ。
今メイクができなくても関係ありません。どうすれば綺麗なメイクができるのかなど、YouTubeなどで徹底的に調べてください。
綺麗にメイクができる方法を一つ学ぶ度に、「世界で賞賛され、多くのスポンサーが付いて大成功している姿」が実現していることを想像するのです。現実化したことを想像して飛び跳ねて喜んで良いのです。学びが深まるにつれて現実に近づいていくことを実感するでしょう。
人間の思考は物質化するエネルギーとも言えるのです。
このエネルギーを正しく使うために、基礎的な学問の要素を取り入れ現実化させるのです。

想像の段階では頭の中に何も制限は必要ありません。
できると考えること、できないと考えること、どちらもただの想像です。同じ想像ならばできると考える方が良いのです。

さんの未来を明るくするのは、さんの興味の先にあります。なりたい自分を先に感じてください。

 

本日の課題

  • さんが強い興味がある分やをYouTubeで調べて1本ほど視聴しましょう。5倍速視聴し次に3倍速で視聴してください。
  • 上記YouTubeで見たことを思い出しながら解ったことをノートに書き出しましょう(視聴中にメモをとってはいけません。視聴後に思い出して書いてください)

 

では、理解したことや気が付いたことを早速アウトプットしてみましょう。
以下のフォームに入力すると、 さんのメールボックスと本部(みん天ラボ)に送信されます。
さんに送信されたものは自分の記録です。大切に保管してください。(塾生の場合は塾アドレスに送信されます)

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